会話記録を整理する仕組みの設計メモ

harvest を1回打つと、42GBの会話記録から要点だけが GitHub に集まる

結論: harvest は、これから作る吸い上げ用のコマンドだ。各パソコンで打つと、会話記録の原本は Google Drive に、要点は GitHub に集まる。メモリーは各ツールで管理したまま、写しだけを GitHub に残す。
Mac と Windows から harvest で、原本を Google Drive へ、要点を GitHub へ送る流れ
図 1 — 2台のパソコンから harvest で吸い上げ、原本と要点を別の場所に置く流れ。
  1. 会話記録は合計 約 42GB あるが、人の発言と AI の報告は数十MBしかない。
  2. 原本は追加だけ、要点はいつでも作り直せる。この2つを守れば、整理し直しても混ざらない。
  3. 処理済みの位置を記録するのは要点づくりだけで、processed.json 1つで足りる。

容量のほとんどは会話記録で、残したい中身はごく一部

メモリーは、AI が次の会話でも覚えておく短いメモを指す。このパソコンの空きは何度も 1GB 台まで減った。会話記録は Codex が 33GB、Claude Code が 9GB ある。

中身の大半は、コマンドの出力・画像・AI の内部の考えだ。経緯や指摘が分かる人の発言と最終報告は、合わせて数十MBにとどまる。だから原本は外へ移し、要点だけを手元から引ける形にする。

Codex の会話記録33 GBCodex の履歴DB5.7 GBClaude Code の会話記録9.0 GB人の発言と AI の報告約 36 MBメモリー約 0.3 MB
図 2 — 会話記録に比べて、残したい発言・報告とメモリーがどれだけ小さいかを見る。

原本・要点・メモリーは置き場と決まりを分ける

原本は Google Drive に置き、追加だけにする。PC名とツールとスレッドIDでフォルダを固定するので、同じ記録が二重に入らない。

要点は、原本から指示・指摘・決定・最終報告だけを AI に抜き出させたテキストだ。GitHub の非公開リポジトリに置く。人は手で直さない。間違いがあれば抜き出し方を直して作り直す。

メモリーは各ツールが管理したまま触らない。GitHub には写しを置き、いつ何が変わったかは git の履歴で追う。

会話記録の原本約 42GB・増え続けるGoogle Driveai-logs/PC名/ツール/追加だけ編集も削除もしない要点スレッドごとに1ファイルGitHub 非公開数十MB・検索して使ういつでも原本から作り直せるメモリー各プロジェクトの mdGitHub に写しだけ差分は git が記録本体は各ツールのまま
図 3 — 3種類の記録が、それぞれどこに置かれ、どんな決まりで扱われるかを見る。

harvest の処理は4つで、位置の記録が要るのは1つ

原本のコピーは rsync が増えた分だけ運ぶので、位置の記録は要らない。メモリーは数百KBなので、毎回まるごと写せば済む。

要点づくりは AI に読ませるので、同じ所を二度処理すると時間とお金がかかる。そこで processed.json に、スレッドごとの処理済みバイト数を残す。会話記録は後ろに追記される形なので、前回より後ろだけ読めばよい。

パソコンは Mac mini・MacBook Pro・Windows 2台の計4台だ。名前は初回に mac-mini などと決めて固定する。処理済みの記録も processed/mac-pro.json のように1台1ファイルにするので、4台が push しても書き換えがぶつからない。

1 原本をコピーrsync・増えた分だけ2 メモリーを写す毎回まるごと3 要点を足すprocessed/PC名.json4 commit・pushGitHub へ処理済みの位置を記録するのは 3 だけスレッドごとに、前回までのバイト数と SHA を残す
図 4 — 4つの処理の順番と、処理済みの位置を記録する処理がどれかを見る。

外付けSSDと共通メモリーは検討して見送った

最初は外付け SSD に集める案だった。ただ Windows のパソコンでは SSD をつなげない日があるので、どこからでも届く Drive にした。

全ツールが毎回読む共通メモリーも検討した。しかし量が増えるほど、関係ないプロジェクトの話まで毎回読み込み、トークンも積み上がる。そこでメモリーは各ツールに任せた。

この形では、Mac で覚えたことを Windows は覚えていない。その差は、GitHub の要点を検索して補う。

外付け SSD に集めるWindows でつなげない日がある共通メモリーを毎回読む肥大化・無関係な話も読む採用:Drive と GitHubメモリーは各ツールのまま見送り見送り採用メモリーは PC ごとに分かれる。別の PC では要点の検索で補う
図 5 — 見送った2案の理由と、採用した案の弱点を見る。

始める前に、Drive の準備と送信前の伏せ字を決める

各パソコンに Google Drive for desktop を入れ、ストリーミングにする。記録は月に 20〜30GB 増えるので、2TB のプランが目安だ。

アップロードが終わるまで、ファイルは一時的に手元に置かれる。今は空きが少ないので、初回は月ごとに分けて送る。GitHub に送る要点からは、APIキー・メール・顧客名を伏せ字にする。会話記録から AI の作業時間を数えるサービス Don't Work! を使っている場合は、手元の記録を消す前に、過去分が送信済みかを確かめる。

Drive for desktop各PCに入れる2TB プラン月20〜30GB増える初回は月ごと空きが少ないため伏せ字鍵・メール・顧客名AI の作業時間を記録するサービスを使うなら、消す前に送信済みか確かめる
図 6 — 始める前に用意するものと、送る前に確かめることを見る。
決まり: 原本は 追加だけ、要点は いつでも作り直せる。手で直してよいのはメモリーだけ。
置き場所と容量の一覧 (2026-11-07 時点の実測、6項目)6 段落

Codex の会話記録: ~/.codex/sessions、33GB (10月 23GB・11月 7.7GB)。

Codex の履歴DB: ~/.codex/thread_history_1.sqlite、5.7GB。Codex のメモリーは空。

Claude Code の会話記録: ~/.claude/projects、9.0GB。メモリーは合計約 0.3MB。

Windows の会話記録: %USERPROFILE%\.codex\sessions と %USERPROFILE%\.claude\projects。

要点の材料: Claude Code の発言 2,703件と返答 7,585件、Codex の返答 16,178件。

Codex は AI 同士の受け渡し指示もユーザー発言として記録する。要点づくりで見分けて捨てる。